牡蠣の焼き方にも、いろいろな方法があると思います。
基本は、牡蠣が焼ければいいので、個人のやり方でいいと思いますが、やはり焼けムラなどがあると、生焼けになって、ノロウイルスなどが心配になってきます。
そういうことで、どうしたらおいしく安全に焼けるかを検証したいと思います。
参考にしていただければ幸いです。
糸島の牡蠣小屋には、ガス火と炭火の2種類があります。
ガス火で焼く
ガス火の核小屋のばあい、ポイントは、火口の向き。
炎が出る火口が、2列並んでいるのが特徴です。
ですので、この火口に沿って平行に牡蠣を並べてゆきます。
ところどころ、煮汁がこびりついて火口が詰まって、炎がまだらになっていることもありますが、大勢に影響ないでしょう。
火口の位置は万遍なくあるのですが、焼ける位置が決まっているので、このようにお行儀よく並べてゆきます。
どこでも焼けるというわけではないのです。
もちろん、炭火であっても炭がないところでは焼けないので、火力に関してどちらがいいかは一概には言えませんが、炭火の場合は炭を追加すれば火力の問題は解決しますからね。
さらに、牡蠣小屋によっては、ガスの炎の強さも若干違います。
火力を絞ってある牡蠣小屋の場合は、火力が弱いので、焼き時間にも違いが出てきます。
炭火で焼く
炭火の場合は、炭台の形状と炭の量がポイントです。
炭が十分にあれば、炭台の形状はあまり問題ありませんが、開店直後などは、炭が十分に熾きていないこともあるので炭が少ない傾向が見受けられます。
逆に午後は、よその空席の炭台の炭までもって来てくれることもあるので、炭がてんこ盛りになる傾向があります。炭の状況も牡蠣小屋によりけりです。
炭台の形状には、丸型とフラット型があります。
丸型
丸型は、球形なので、炭がどうしても中心部に集まる傾向があるので、中心部の火力が最強になり、周辺部分は弱くなってゆきます。
丸型の焼き台でも、これだけ炭を入れてくれると、どこでも焼けるので最強ですね。
フラット型
フラット型は、万遍なく炭を敷き詰めることで、むらなく全面を使って焼くことができるので、グループなど大勢で来た時に、素早く焼けるメリットがあります。
牡蠣小屋ごとに、炭台の形が違います。
また同じ牡蠣小屋であっても、その時の炭の状態で火力が違ってきます。
そういう意味ではガス火の方が火力は安定していると言えそうです。
しかし、炭が少ないときは、お店の人に言えば追加で持ってきてくれるので、炭焼きの方がグループ向きといえるかもです。
牡蠣の焼き方
牡蠣は、2枚貝です。
片側の殻は丸く膨らんでいて、もう片側は平面なのが特徴です。
実際に牡蠣を手にすれば、どちらが平たくて、どちらが丸いかはわかると思います。
まず、平たい側を下にして焼く
まずは、平たい側を下にして焼いてください。
火力の強さにも影響されるので、焼き時間は一概に言えませんが、だいたい2~3分程度。
強火なら2分、弱火なら4分程度
目安としては、2枚貝の殻が開くまでです。
うまい具合に牡蠣の蝶番が焼き切れれば、パカッと口が開きます。
中には、殻が固くて自動では開かないものもあるので、4,5分焼いても開かない場合は、強制的に開けてください。
焼けた側の平たい殻をハズす
平たい方が焼けたら、平たい殻を外します。
開けるのが早すぎた場合は、貝柱がひっつたい状態になります。
その場合は、牡蠣ヘタで、貝柱を外して下さい。
焼きすぎてカラカラになるよりも、半焼けの方が望ましいです。
殻を外す際に、熱い汁がかかることがあるので、やけどに注意してください。
軍手は、熱水が付いたままになるので熱いです。
また、殻を外すときに煮汁が出てしまいますが、心配ありません。
この時点で焼きすぎで無い限り、もう片方を焼くときに十分煮汁は出てきます。
丸い方を下にして焼く
平たい殻を外したら、丸い方をしたにして焼きます。
殻が丸いので、煮汁がたまって鍋のようになります。
この状態で3、4分、火を入れます。
焼くというより、グツグツと牡蠣殻の鍋で煮込んでゆきます。
こんな感じで煮込めるといいですね。
もう片側の貝柱に火が入ると、牡蠣の身が殻から外れるようになります。
この時に、牡蠣の身だけを返して、両面まんべんなく火を通るようしすると、なおよいです。
この状態で、チーズやマヨネーズなどをトッピングしてもいいでしょう。
アツアツ、トロトロを召し上がってください。
ただ、焼きすぎると、すぐにカラカラになるので、注意してください。
火力が弱い場合でも、10分以上放置するのは、焼きすぎだと思います。
牡蠣の焼き方動画
こちらも参考にされてください。
牡蠣の焼き方のスタンダードですね。
そういうことで、各自の好きに焼いていただければいいのですが、生焼けにならず、カラカラに焼きすぎない焼き方の一例を書きました。
参考になりましたら幸いです。
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